カルバドスの魅力について
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作成日時 : 2007/08/22 07:15
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さて今回はカルバドスの魅力について、少し見直してみたいと思っております。
最近はモルトが人気になってきたり、焼酎は相変わらずたくさん飲まれていたりと、いろいろとブームも移り変わりながら、飲料の世界というのは進んでいるのですが、こんなにおいしく、種類もあるのになぜかあまり語られることのない蒸留酒が、カルバドス。
まあ、確かに「カルバドスを飲みに行こうぜ」って言うのも少しキザ!? な感じがしますし、「カルバじゃなきゃ困るんだっ!」てわけでもないでしょうし。
実際に飲み慣れてくるとこんなにおいしいものなんだって認識できるのですが、なぜか日本でカルバドスって言うと、
@食後に恭しく、
A大きなグラスに少し出されて、
B一体いくら金額をとられるのかわからない謎の酒!
みたいな世界なので、そこのところのイメージがこれからもっと日常的に飲まれることによって、変わってくるのかもしれません。
カルバドスというと、フランスはノルマンディー地方を中心に作られるリンゴのお酒でしょ! っていうイメージがつよく、そのことから完全に食後に楽しむものという捉え方をしている方が多いように思います。
(ここで少し細かいカルバドスの知識について…基本的には48種類のリンゴと洋ナシが使用許可されており、単式蒸留器による2回の蒸留によって作られます。法律で定められた産地としてカルバドス、カルバドス・ドンフロンテ、カルバドス・ペイ・ドージュ、洋ナシのオード・ヴィーとしてドンフロンの4つが定められています。)
実際にはアルコール度数はウイスキーやその他の蒸留酒同様40度くらいはありますが、リンゴと洋ナシを原料にしているためなのか柔らかく香りも豊かで、ロックで割ると、氷が解けていくにつれて、柔らかい香りが立ってきますし、味わいも“樽”が出すぎず、滑らかで、少しリンゴの皮を思わせるような細かい渋みも徐々に口中に広がってきます。またこの暑い時期にはジンジャーエールやソーダで割ってもとてもおいしい飲み物になるのです。
さて、そして、さらに、その個性を発揮するのが食後の楽しみです。
寒い時期には柔らかいタイプをゆっくりとストレートで楽しんでも良いのですが、いまの時期には少し氷を入れると味が引き締まり、自然の状態では作り出すことのできない、かすかな甘みがありながら、少し乾いたニュアンス(リンゴの皮を少し干して乾かしたような)も付加され理想形としての“リンゴ”が表現されてきます。
私自身の好みとしてなのですが、少し小ぶりのグラスを選び(鼻から直接にアルコールを感じすぎないようにするためです)、小さめの氷を入れゆっくりと自然と溶けていくように任せます。
この時間をかけて溶かすという作業がカルバドスのおいしさをより引き出します。
おいしいチョコレート(最近ではショコラと言わないと!?)と合わせるときには、ショコラをゆっくりと口の中で噛まずに溶かし、溶けきったあたりで、冷たく冷えたカルバをこれまたゆっくりと流し込みます。
あまり重過ぎない葉巻とあわせるには、個人的にはレイデルムンドのショワ・シュプレーム、シガリロでは最近おいしいホセ・ピエドラなどを合わせると、これはなんと言っても大人ならではの楽しみなのではと思えます。
暑い時や食前には、冷たくして、又はジンジャーエールなどで割って楽しみ、食後にはその楽しみにあわせて、いろいろとおいしく飲むことのできるカルバドス。
文章中にもたびたび出てくるようにゆっくり、じっくり、といった飲み方がカルバドスを楽しむには肝心なのかもしれません。
まずは1本手に入れてみて冷蔵庫でしっかり冷やし、そこからさまざまな飲み方を試してみてはいかがでしょう!
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