コニャックの新しい(!?)楽しみ方
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作成日時 : 2008/01/17 08:07
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「私は小さなグラスで飲むのが好きなんです!」
といきなりですが今回はコニャックについてです。
コニャックってひとくくりに“フランスのブランデー”というイメージがあると思いますが、フランスで普通に造られるブランデーはフレンチブランデーと呼ばれ、(ある意味当たり前!?の呼び方ともいえますが)じつはコニャックとは別の分け方をされています。
「そういえば三銃士で有名なガスコーニュ地方にはアルマニャックという蒸留酒があったな」と、「そういえばブルゴーニュにはマール」とか、「そういえば確かノルマンディーの海沿い一帯には以前ここでも取り上げたカルバドスもあったはず」と、じつはフランス全土にわたりさまざまな蒸留酒が存在しています。
世界に先駆けて原産地の名称についての法律を制定したフランス。ほかのワインと同様に細かい産地や許可されている葡萄品種、蒸留の方法にいたるまで微細に規定されているのです。
フランスでは正式な名称として蒸留酒は大きく3つに分けられています。蒸留酒自体はオー・ド・ヴィー(Eau-de-vie)とよばれ、
@葡萄から造られたワインを蒸留したタイプはオー・ドヴィー・ド・ヴァン
Aワイン造りの際の絞った後の葡萄をもう一度搾って(搾汁して)、そこから蒸留したタイプはオ−・ドヴィー・ド・マール
B葡萄以外の果実を用いて蒸留したタイプはオー・ドヴィー・ド・フリュイと呼ばれ、これには原料に用いた果実の名前をつける場合もあり、例えば木いちごであればオー・ドヴィー・ド・フランボアーズ、洋ナシを用いたのであればオー・ドヴィー・ド・ポワールと呼ばれます。
コニャックはこの最初のグループに組み込まれており、さらにボルドーの産地の少し上(北)に位置するいわばコニャック地方でのみ作られた、蒸留酒を指します。
細かいところでは、もちろん葡萄の品種も決められていますし、単式蒸留器を用いて2回蒸留しなければならないなど、厳しく決められた内容をクリアしたものだけがコニャックと名乗ることを許されるのです。
さらにその葡萄がどのような土壌から造られたものかによって、石灰岩質なので、繊細な酸味がコニャックの香りと味わいを上品に感じさせるとか、少し粘土質が多い土地なので、力強さが出て熟成に向く、など6つの区画に分けられ、ブレンドされてより個性が深められていくのです。
どうも昔からコニャックというと、片手に持った大きなブランデーグラスに入れられ、傍らの地球儀を見ながら世界征服を考える悪役がいて、もう片手にはペルシャ猫みたいなイメージがあるためなのか(かなり偏ってはいますね。もちろん白いガウンも着ています)ぐるぐる大きなグラスを回して香りを立たせないとコニャックじゃないみたいにいわれることもあるのですが、実際にはそこまでしなくても香りは十分に開きます。あまり低温で飲み始めない限りは、そんなに大きくないグラスで静かに、できれば少しは意識的に時間をかけて飲んだほうが、グルグルすることで無理に開かせた要素が少なく、その自然な香りと、飲みやすさに驚かれることでしょう。
しっかりと辛口のモルトももちろんおいしいのですが、やはりコニャックの持つ味わいの最後に残るやさしい甘みはとてもリラックスできますし「あまりデザートは食べないんだ」という方もデザートの替わりに少し消化を助ける意味からも小さめのグラスで氷を入れずに飲んでみてください。
私自身はコニャックの持つ滑らかなのど越しを感じて楽しみたいので、少し冷やし気味のコニャックを小さすぎないショットグラス(ここは少しこだわってます。この大きさが大切かも)の中に入れ、口の中にわりとためてから、飲み込むのが最近は好きになりました。
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