ワインを少し感じる暮らし

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ビールの季節

<<   作成日時 : 2008/05/29 08:07   >>

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 今年は天候が変わりやすく、急に寒くなったり、蒸し暑くなったりと、体調管理も大変ですが、ここに来て“やっと夏に向かっている”そんな風や日差しが感じられるようになって来ました。となるとやはりビールの出番ではないでしょうか?
 とは言うものの、私自身は年がら年中ビールを飲んでいますし、特に最近は軽いほうが好みに合うので、発泡酒が多くなっています。
個人的には夏場以外は、あまり“きんきん”に冷やして飲まないほうなので、春先や秋口に、駅の売店などで「あまり冷えていないビールはありますか?」と聞くと、とても不審な感じで「えっ!」とか言われてしまうこともあるのですが、めげずに頼んだりしています。
 パリの街角のカフェなどではとりあえずビールではないのですが、小さな椅子に腰掛けて、少しゆっくりと疲れを取るような感じで、ビールを片手に30分ぐらい“ぼっー”と景色を眺めながら過ごしたりできたのですが、日本の街中では「少し気分転換にビールを飲もう」と思える場所があまりなく、かといって“缶ビールを持って公園でうれしそうに飲む!”とかいうのも私の仕事の内容上どう思われるか? みたいなこともあり、また“お蕎麦屋さんで飲む”というのも「今日はお休みですか?」と聞かれたり、なかなかに難しいところです。
希望としては落ち着いた感じのテラスで、ゆっくりと飲めるところがあればうれしいのですが、今度はタバコの煙が気になったりと、場所探しの旅は続いています。
 日本でビールといえば、仕事を終えて“ごくごくぷはっー”と言う感じなのですが、フランスのカフェでは、あまりのどを鳴らして飲む人は見かけません。一口づつ少しづつ口に含む、という感じで、あんな飲み方でおいしいのかなー? とあくまで日本古来ごくごく式を支持してきた私ですが、軽いタイプはそれでも良いのですが、少し“こく”のあるベルギーの修道院で昔から作られてきている“トラピスト”と呼ばれるタイプや、ドイツ・ビールで味わいに重みのあるタイプを楽しむ場合には、あまり冷やさず、さらにゆっくりとひと口づつ、考えごとをしながらも悪くはないなと、最近年のせいなのか感じるようになりました。
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 レストランなどで、まずは軽いアタックのホワイトビールを冷たくして、その後のお皿に合わせて、少し色の濃い、味わいがしっかりと感じられるタイプをと、食事に合わせてビールの種類を考えていくなどの可能性もありますし、国や作り方でこんなに違いがあって、いろいろなタイプがあるんだということに気づくことができます。
 うちの店でも理想としては何種類かのタイプ別を、温度帯を変えて管理して提供したいとのアイデアはあるのですが、いかんせん個人店はワインやほかの食材との冷蔵庫のスペースの取りあいが激しく、多くの種類が置けないのです。
 そんな中でもベルギーの飲みやすいタイプと、少し色調の濃い、余韻も長いイギリスのものを2種類置いておくことで、何とかビールの主張をお伝えできればというやり方にはしております。
 日本の夏は、やはり食事の最初にビールを一口、そこで少し落ち着いて食事をしましょう! というのが、ある意味伝統みたいなところもありますので、そこで、その後の料理やワインにつながる種類の提案をするというのが、飲食店のビールの可能性ではないかと思っています。

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